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スペシャル対談
LEGEND W MOMENT 2010 阿部勇樹 ✕ 中村憲剛 Vol.1

期待されていなかった日本代表、勇気ある決断をした岡田監督

By LEGENDS STADIUM編集部 | 2022.10.23

日本のエース中村俊輔を中心に中盤で主導権を握り、内田篤人や長友佑都といった攻撃力の高いサイドバックが躍動して、強豪国相手に真っ向勝負をする日本代表。アジア最終予選を戦っている頃はそんな想像をしていたファンがほとんどだっただろう。だが、予選終了後、日本代表は失速した。壮行試合となった韓国戦では全くいいところがなく、終始ペースを握られ敗北を喫した。直前合宿の中で行われたイングランド戦、コートジボワール戦も調子は戻らず連敗に終わる。98年、02年、06年の大会直前、日本列島は自分たちが優勝候補なのか?と誤解する程の盛り上がりを見せていた。だが、FIFAワールドカップ2010大会直前、日本代表への期待値は極限まで下がり切っていた。実際、開催地が日本人の旅行先としては馴染みのない南アフリカということもあるが、日本戦で客席がガラガラという光景は初めての経験だった。

岡田武史監督は開幕直前で大手術を敢行した。エース中村俊輔を諦め、中村の控えと考えられていた本田圭佑をなんとワントップに起用、アンカーに阿部勇樹を入れた。右サイドバックは攻撃センスを売りにしていた内田篤人から守備で安定感を出せる駒野友一に切り替えた。経験豊富なキーパーの楢崎正剛を川島永嗣に切り替え、キャプテンを中澤佑二から長谷部誠に変更している。ボールを保持して主導権を握るサッカーから、フィジカルで対抗できる本田のポストプレーと、両サイドで技術とスピードを併せ持つ松井大輔、大久保嘉人、この3人に攻撃をほぼ託すという堅守速攻型のチームに土壇場で仕立て直したのだ。結果、日本はグループリーグを2勝1敗で勝ち抜け、自国開催以外の大会で初の決勝トーナメント進出を果たし、2ゴール1アシストを決めた本田圭佑は時代の寵児となった。特に大抜擢だったのは、センターバックの前に置かれた阿部勇樹だった。予選でそれほど起用されていなかった彼が、躍進の立役者となった。大会前からどう過ごし、大役を担ったのか。ぜひ動画をチェックして頂きたい。

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